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ひとりごとの墓場

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2004 年のひとりごと

2005 年（上半期）のひとりごと

20051225

　ご無沙汰しております。ろくに更新もできていませんが、いかがお過ごしでしょうか。
　というわけで、お便りのご紹介ですよ。お便り来ないと更新しないのかっていう状況になって久しいですが、まぁそんなもんです。
　
　で、お便りですが、えー、相互リンクしていただいてるロッコンゴデムの狂骨堂さんから頂きました。

>めっきり寒くなってきましたが　ぜひ風邪など召されぬよう用心してくださいませ
>今年もわずかですが　ぜひ来年もお付き合い御願いいたします

　ありがとうございます。いやホント、寒くなりましたねぇ。もう年の瀬ですもんね。ボーッとしていると月日なんてさっさと経っていくもんですねぇ。オレもおっさんになるわけだよ。
　こんないい加減なサイトでも、どうにか続いているのは、見に来てくださったり、感想を送ってくださった方々のおかげでございます。今後とも長い目で見守って頂きますようお願いいたします。

　さて…久しぶりの更新だから、もうちょっと書きましょうか。獣列ネタで。
　
　未将崎氏の作品リストの頁でも触れていることですが、獣列は、雑誌掲載時と、単行本掲載時で、結構絵がさしかえられているところがあるんです。そのあたりについて、うちを閲覧して頂いた方から先日メールでお問い合わせをいただき、少しばかりお話しさせてもらいました。それに関連して少し書いてみようかと思います。

　差し替えということになると、うちのサイト的には「もしや単行本に載っていない亜季の絵が雑誌に？」という興味が出てくるわけですが、残念ながらそれはなさそうです。１巻所収分の絵については、ほとんどが雑誌掲載時のままらしいんですね。
　１巻にあたる部分で私が持っているヤングヒップ誌は、90年4月号「血にもがく少女」（亜季がワームに犯される回）、5月号「邂逅」（脱出中に亜夜美・亜季が襲われる回）だけですが、いずれも絵の差し替えといえるものははありません。5月号での亜夜美の局部の修正が、単行本で少し強くなっているという点は認められますが。
　90年2月号の第１話についても、国会図書館でみた限りでは、単行本と違いはありません。冒頭の紀伊国屋書店のシーンが加筆されただけで、絵の差し替えというのはないと思います。
　差し替えが増えてくるのは２巻以降だと思います。２巻部分にあたる雑誌は、手元に90年9月号「慟哭の池袋」しかないのですが、その一話だけでもけっこう絵が差し替えられてます。

P.15（単行本のページです。以下同）　右下の「ずっと助けられっぱなしだもの…」という亜夜美の顔が水無月絵で描き直されています。おおまかな顔の輪郭などは、雑誌の未将崎絵に近くしようとした形跡がありますが、もともと絵柄が違うため、個人的には不自然な表情となっているように思います。あえて差し替える必要あったのかな…

P.16　左上の「あ…」という亜夜美のアップが差し替え。単行本のほうは明らかに水無月絵ですが、雑誌のほうは、未将崎氏の絵柄に、同人誌「少年ゆういちろう」などで見た桑畑果樹園氏の絵のタッチが混じったような絵になってます。

P16　右下の「お義兄さん…」とほほえむ亜夜美の顔が差し替え。これは明らかにもとの未将崎氏の絵のほうが表情が柔らかくていい。単行本の水無月絵は、未将崎氏の絵柄に似せようと苦心してるようではありますが、やはりちょっと不自然。

P17　絵じゃないですが、地中から様子をうかがうワームの台詞が差し替え。単行本だと「RZ-T-02の抹殺命令は下った　しかも奴は疲れている…　フフフ…奴の屍を池袋地下で待つグレートへのみやげとするか！！」ですが、雑誌掲載時は「池田浩二は疲れている　倒すのは今だ！！」だけになってます。

P31　単行本だと、左のコマで、ワームに襲われる鈴を見た亜夜美が「あっ！」と叫んでます。が、雑誌掲載時は、亜夜美は無言で固く目を閉じ、顔を背けています。オレの中での亜夜美のキャラとしては、後者が自然なような気がします。なお単行本には、鈴の目のアップや、陶子たちが描かれたコマがありますが、雑誌にはそういうコマはありません。

P32-33　猛の登場＆活躍シーン。この２ページはネームから単行本で書き直されていて、かなり雑誌時とは変ってます。ここはもともと雑誌でも水無月氏の絵がほとんどなのですが、猛に庇われている鈴の絵に未将崎氏のタッチを見ることができます。

　なお、この90年9月号では、コマの枠線の中に、未将崎氏から水無月氏およびスタジオ614のメンバーに向けて、作画協力への謝辞が記されてます。「〆切２日前からワーム、Ｗワーム、猛、剛を担当してくださった水無月あゆ師匠本当にありがとうございました」とあり、当時の分業の内訳がうかがえるものとなってます。
　これに対し水無月氏から「私が獣の列島の手伝いをすることは２度とないだろう…（水無月）ちなみに真の師匠は未将崎だ！」と返答がなされてます。仲が良さそうです。それはいいのですが、後年この水無月氏が「手伝い」どころか、作画をまるまるひきつぐことになってしまうのだから、人生何が先に待っているかわからんものではありますな。

　さて、未将崎氏が実際に作画からリタイアしたのは、91年6月号（同年9月号のお便りコーナーの内容から推測）らしいのですが、残念ながらそこに至るまでの雑誌がうちにはもうありません。その直後の、91年7月号なら手元にあるんですがね。
　この7月号には「炎の旅路へ」（３巻所収の、亜夜美がワームに犯される回）が載録されているのですが、全編水無月氏の絵です。これはこれで、かなり単行本で絵の差し替えが行われていますが。
　
　ところで、この亜夜美とワームの絡みの場面については興味深い噂がありまして…　もう数年前になりますが、ネット上の掲示板で、「亜夜美が犯されるシーンは、雑誌掲載時は未将崎氏の絵だった。単行本で水無月氏の絵に変えられた」という意味の発言を見た記憶があります。今でも参照できるものだと、 http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/979 /979161358.htmlの47さんの発言などですかね。
（関係ないですが、38-67 あたり、獣列に対しての想いがいろいろうかがえて楽しいですね。49さん、亜季好きですか、流石ですね。なんか妄想ください。60さん、私もセーラーの列島買いましたよ。61さん、同感ですよ。63さん、実は２巻も絵の差し替えあったんですよ）

　で、私は、まだ見ぬ未将崎氏の絵を求め、以後雑誌を探しまくったのですが…　先に記したように、亜夜美が実際に犯されてしまう回を手に入れて見たところが、もともと水無月氏の絵だった…と。うーん…
　となれば、１つ前の回にある、亜夜美がワームに襲われ、脱がされる過程の場面が、雑誌掲載時は未将崎作画だったということのようですね。ちょうどその91年6月号は、未将崎氏の最後の作画担当回らしき号ですし…。手元に雑誌がないので確認できませんが、今後の課題として探していきたいものではあります。

20051022

　どうもご無沙汰しております。季節の変わり目で風邪引きました。ははは。風邪引いたからオレは馬鹿ではないぞ。
　では、例によってお便りの紹介をいたしますよ。
　まずは、ドロスさんからのお便りです。

>ども。ルビーナ姫やユリア王女についても同様の板が欲しいという意見ですが・・実はほんとにつくられてしまったらどうしようと思ってました。誰も書き込まない気がしましたからね。こっそり楽しみます。

　ドロスさんありがとうございます。前回のひとりごとで触れたように、きっとあの書き込みは、ラル国王女への一方ならぬ愛情をお持ちの貴方に違いないと思っておりました（笑）。　
　どうでしょうかね。実際に作ってみれば、わりと書き込まれたりもするのかもしれないな、とは思っていたのですが…　知名度ではたぶんうちで扱ってる作品の中では最も高そうですし。まぁ、前回言ったような理由で、板を作る予定自体はないですが、妄想ネタなどまた聞かせて頂ければ幸いです。ここに限らず（謎）

　つづいては獣列ネタです。ワーム男さんから頂いたお便りですよ。毎度ありがとうございます。

>雨月様こんばんは。秋雨前線も活発な肌寒い日々が続きますがいかがお過ごしでしょうか？色々とお忙しいのではないかと思いますが、風邪などひかれないようにご注意くださいね。
>さて、昨日都内某所にて開催されました「触祭」なる同人誌即売会をのぞいてきました。名前の通り触手ものオンリーのイベントだったわけなのですが、当たり前かもしれませんが・・・と言わざるをえないのが誠にもって残念なのですが、獣列ものを見受けることはできませんでした。
>やはりここは雨月様に獣列の同人誌を出して頂くしかなさそうだとの思いを強くいたしました（笑）。

>絵は今風のものにリニューアルだそうですが、かのD.O.が「妖獣戦記」をリメイクするとの情報も耳にしましたので、獣列もあやかって完全版として新生してくれたりは・・・・・・しないかなあ？（苦笑）ともあれ、これからも頑張って続けていただきたいですね。

　まだお便りはつづきますが、ここで一旦レスをば。
　触祭なるものが開かれていたことは、私もなんとなく知っていました。私の嗜好は流行からズレているということもあり、行ってはいませんが。
　獣列ネタはありませんでしたか…まぁ、ないでしょうねぇ（笑）私以外の方が描かれたファンアートってのも見たことないし。
　うちのサイトにでも、誰か「おい雨月とやら。オレのほうが亜季をもっと可愛く描けるぞ」というような人が、私のとこに絵でも送りつけてきてくれないものか…　と思い続けて幾星霜。腕に覚えのある方は是非。

　私自身はは根気がないので、同人誌とか作れないでしょうねぇ。このサイトに１枚描いてあげるだけでもアップアップしてますし。頻繁にアップできないのにアップアップしてるってのもへんですけどね。わははははは。…え～と、まぁ、なんというか、私はそのテの同人イベントに行ったことすらないんで、同人ってもの自体がよくわからないってのもありますが。
　
　妖獣戦記リメイクですか。 DOリバースプロジェクトとかなんとかいうのの一環だそうですね。私、妖獣戦記って作品自体あんまり股間に響かなかったので、なんか、それ自体はわりとどうでもいいですが…　DOのサイトで、そのプロジェクトの第二弾として思わせぶりに紹介されている影絵が気になりました。
　女剣士ふうのシルエット…もしやルージュの伝説か！？と寒気がしましたが、たぶんブランマーカーでしょうね。画像をレベル補正して見てみたら、青のビキニ鎧、顔の横で髪を束ねて降ろしてる、等、シャミーの特徴が目につきますしね。
　というわけで、ああよかった。ルージュのリメイクなんか勘弁して欲しいですよ。稲葉さんが絡めば別ですけど、あり得ないでしょ。 DOでは。
　しかしDOもとうとうブランマーカーを引っ張り出さなきゃいかん状況ですか。当時的にもゴンザレス剛田というかつるまめぐみ氏の絵以外特筆すべきもんは別になさそうなゲームに見えたんですが、今どんだけネームバリューが生きてますかね。つい最近まで「ブランマーカー３をだせ！」と根強く訴えていた層もあったと思いますが、そのあたりの人にとってアレはどうなんでしょうね。
　こういうリメイクモノだと、新しい絵師さんがいろいろ言われてしまうのは勿論のこと、旧作の絵師さんも無理矢理話題のなかに引っ張り出されて、俎上にのせられて叩き叩かれの材料にされてしまいがちですよね。まったく気の毒なことではあります。だから私はルージュのリメイクとか勘弁して欲しいのであります。そっとしておいてくれよ明日に繋がる今日ぐらい。

　で、話はもどって、ワーム男さん。獣の列島の完全版とおっしゃいますけど…ワーム男さんや私などが考える完全な獣列の姿と、原作者の考えるそれとは、たぶん、というかほぼ間違いなく、かなり別物のような気がします（笑）
　ではお便りの続きをご紹介。

>ところで、以前に自分からの投稿を受けて３巻以降の水無月絵は同姓同名の別人かもしれませんぞなんておっしゃっていましたが、たしかにあの絵ではそそられないのは事実ではありますが、我慢して読めば発見$ b$"$C$?$j$O$9$k$b$N$G$9$M!#

>３巻で亜夜美が２つ頭と対峙するシーンで、赤外線視野？と思われる「ワーム本来の視覚」で見た人間の姿がどのようなものなのかが分かります。しかも知能のある２つ頭はそれでちゃんと亜夜美を固体識別しているではありませんか！
>と言う事は、通常のワームは命令に操られるままに女性（メス）と見れば手近にいるものから襲いかかって行きますが、それを操る知能を持ったワームはちゃんと適齢のメスだけをより分けているのだと言う事実が分かりますし、更に外見的個人差までも鮮明に認識することができるのですから、亜季姉妹のような美少女や美女を襲っているのかどうかもまず間違いなく分かるのでしょうね。
>ましてや人間の脳を持っているのであれば、いい女が犯されて悶えるさまを見るのは楽めているのではないか？とも妄想できますし、そうするときっといい女はすぐに孕ませずに性奴隷としてしばらく生かしておいて楽しんでいるのでしょうね。
>ブスやデブはさっさと孕ませてしまうか、あるいはいい女を孕ませたらその胎内の受精卵を取り出してブスやデブに代理母として植え付けかえてまたいい女で楽しむ・!&!&$_$?$$$J46$8$G!J>P!K!#
>きっとそんな感じだったから脱出直前（１巻巻末）の池袋要塞には美女と美少女しかいなかったんじゃないでしょうかね？

　文字が化けている！何者かによる検閲か！？　
　いや、たぶん私のメーラーか回線に何かヘンなことがあったんでしょうけれども…　しかしこう化けていると「一体元々はどんなヤバイことが書いてあったんだ？」と思えてしまって、なんかいいですね。特に後のほうの（笑）
　で、ご指摘をうけて久しぶりに３巻以降を読み返してみましたが…　なるほど、確かに「その姿（シルエット）…宮坂亜夜美ダナ」とか言ってるとこ見ると、そのようですね。自分の目だけでなく、操っているワームの目を介して見ることもできる…ということは、１巻で浩二に顔を焼かれたワームは、病院を襲ったワームの元締めなわけで、ヤツはちゃんと亜季の犯されるさまを自分でも見て楽しんでいたことになりますな…。う～む、なるほど。となると亜季を執拗にバックで犯そうとするのは、ヤツの趣味だったのか…？　
　女性の容姿を見分ける力があるとなると、やはり池袋要塞は、ワームにとって気に入った娘を集めてのハーレムだったのでしょうかね。実験体という損な役回りを押しつけられたワーム達ですし、どうせなら好みの娘たちと一緒にいたいでしょうねぇ。う～ん、なんちゅう深いところまで描かれた作品だ、獣の列島は！

　つづいて、これも獣の列島ネタで、蝿兎さんからのお便りです。

>どうも蝿兎です。ついに「獣の列島」手に入れました。
>いやぁ～、四巻まとめて手に入りましたのでついていました。夕暮れの家への帰路、待ちきれずに歩きながら読んでましたよ…… 周りの目をこそこそと気にしながら（笑）
>漫画が手に入ったので、雨月さんの絵をより楽しめます。
>さて、作中の亜季ですが、出番たしかに少なかったですね……でも、全編通して一番魅力があったのは亜季でした。もっと出番欲しかったですなぁ。
>それにしても、病院から脱出した姉と離れ離れになってしまった彼女がどうなったのか非常に気になりますね。
>私は「きっと、ワーム襲われたり、人間に襲われたり、方々で酷い目にあったんだろうなぁ」とかってに妄想して楽しんでおります……人間、みんながみんな良い人じゃないですからね。自衛隊員の慰み者にでもなっちゃったのかなぁーなんて考えてたり（ぉぃ）

　蝿兎さんありがとうございます。そうですか、獣の列島、入手できましたか。おめでとうございます。
　待ちきれずに帰路で読んだってすごいですね。しかも歩きながら。危ないですよ（笑）　エロマンガ読んでて事故にでも遭ったら、いろんな意味で一大事ですぞ。
　亜季のこと気に入ってくださったようで嬉しいです。出番は…まぁ、あんなもんですかねぇ…。全１巻の作品と考えれば、結構出番あったかとも思いますが（笑）
　あの後の亜季の足取りは確かに気になりますが、あの話の展開のなかで出てこられても…という気もするので、まぁそこは都合のいい妄想で補完ですかね。
　ワームと遭遇しちゃうおそれはかなりの確率でありそうですが、人間はどうなんでしょうね。大体、ああいう荒廃した世界を描いた物語では、生き残った人間同士で争ったりするのが定番なのですが、この作品ではそういうの無かったですよね。ワームという強大な敵がいるから、それどころじゃなかったのかしらん。
　基本的に、獣列に出てくる男性陣って、みんな紳士なんですよね。ゲス野郎はほとんどいない。惰弱な男達は既にみんな死んで、心身共に鍛えられた連中だけが生き残ってるのかもしれませんけど…
　

　とまぁこのように、先ほどのワーム男さんや蝿兎さんなどから獣の列島がらみのお便りを頂いたのを受けまして、久しぶりに３～４巻を読み返してみることにいたしました。で、読んでみたわけなのですが…　う～む、困ったなあ。これは。

　いや、何が困ったかというとですね。４巻に、亜季の登場シーンを見つけてしまったわけですよ。…といっても、回想シーンで、１巻の絵の使い回しなんですけどね。どこかというと、144頁。鯉城の前にいる亜夜美が、最終決戦にあたり、これまでの出来事に思いをめぐらせて、病院でワームに捕らえられた亜季の姿などなどを回想しているというものなんですけど…　
　でもね、これは困るんですよ。だってね、回想の中に亜季が出てくるということは、亜夜美が亜季のことをちゃんと覚えてるってことでしょ！

　ぼくはですね。なんぼ自分の身さえ危うい非常時とはいえ、生き別れになった妹のことを全然姉が気にかけないのはおかしいと思ったので、いろいろと亜夜美を弁護するためのこじつけを今まで考えてきたわけですよ。で、自分なりに出した結論は、１巻の病院脱出時、砲撃で病棟が崩れ、コンクリートの破片が亜夜美の頭を直撃するシーンにその鍵があるというもの。
　あのとき亜夜美は破片を頭にくらって、しばらく気絶してしまうわけなのですが…　つまりその時の衝撃で、亜季に関する記憶がスッポリ頭から消えてしまったのではないかと考えてみたわけです。ついでに言うと、人相が変わったのも、突然舞台女優のように仰々しい台詞を叫び出す癖がついたのも、みんなあの破片直撃が原因じゃないのかとさえ思いますよ。

　…というようなことをいつかどっかに書こうと思っていたのですが、ところが、先述の回想シーンの存在を見てしまうと、その仮定も成り立たないことがわかってしまうわけですよ。つまりフツーに亜夜美は亜季のことを気にしていないわけだ。なんだろうなあ、もう。
　浩二にとっての気がかりな存在になりたくない、足手まといになりたくない、と強く生きる努力するのも結構なことではございますが、おまえ自身は妹が気がかりじゃないんかい、と何度ページにつっこんだことか。え？ああ、そうですね、描いてないだけで、きっと亜季を気にかけてる場面もあったんでしょうよ。本当はね。そうでしょうよ。ええ。

　真面目な話、１巻の亜夜美が魅力的なのは、亜季の姉であり、かつ、浩二よりは非力な存在であるという、護り護られの微妙な位置にいるキャラであるせいもあると思うんですよ。それが犯られキャラとしての魅力にもつながると思うんだがなぁ。そういう面が２巻以降では消えちゃって残念です。もっとも、水無月先生が描こうとしたのは、犯られキャラとしての魅力を持った亜夜美などではなかったのでしょうから、仕方ないのかな。エロマンガであることすらやめようとしてるフシがあるからな。

　しかしまぁ、ワームの親玉が人類を滅亡させようと決断した原因が、火星移民計画とかいうヨタ話だってのはどうなのよ。読み手に危機意識持たせようと思ったら、もっと現実の自分たちとつながりのある生々しいネタじゃないと厳しいんじゃないでしょうかね。あと、たま出版の本の著者くらいしか本気にしてないような話を、大マジで注として載せないでください。劇中のネタとして取り込んで料理するならともかく。

　というか１０年以上前のマンガに何をマジになっとるんだオレは。あ、でもここはそういうサイトなんでした。

20051005

　なんかここも更新が滞っていてすみませんです。今回は常連さんお二人からのお便りをご紹介いたしますよ。

　まずはワーム男さんからのお便りです。

>亜季の新作絵ありがとうございます！柔らかそうな体のラインがなんとも魅力的で（＾＾）
>浩二があの時助けに来なかったらという仮定の絵でしたが、隣では亜夜美も正常位で犯されているのですねｖ
>浩二は助けに来ても良いのですよ。ただ、どうせなら後数分遅く来てくれれば・・・（笑）
>しかし、惜しむらくは亜季の乳房乳首への責めが行われていない事ですね。次の絵を描かれる機会がありましたらぜひお願いします！
>それと、仮定の絵ということでしたら犯される亜季の衣装のコスプレなどやっていただけたらおもしろいんじゃないかなーって思うのですが例えば病院の看護婦の手伝いをしていたわけですから、亜季もナース服を着ていたという設定で、ナース服姿で犯される図とか・・・。１巻６９ページの看護婦犯されポーズの引き写しとかでも構いませんので、よかったら試みてみてもらえると嬉しいですね

　ワーム男さんありがとうございます。

　そうですね、浩二が来てくれないと、自衛隊が来る前に脱出できないので危ないですしね（そういうことじゃない）。

　しかし、前から思ってたんですけど、あそこでの宮坂病院への砲撃の理由が「より多くの人を助ける」ためってのはなんかヘンですよね。いや、そこだけ読むと別にそんなにヘンじゃないんだけど、３巻でSR装置守るときには、他を犠牲にしても自衛隊の戦力の多くをそこに注いでるわけで、なんか矛盾しとるような。亜季の親父、つまり宮坂博士だって対ワーム研究の上での重要人物のはずなのにねぇ。あの時点では博士の生死は自衛隊には不明だろうし、博士以下の面々が翌日には長野に移動して自衛隊の傘下にはいる予定だったことを思うと、当然自衛隊も博士の重要性をわかっていたと思われるのに、生死確認もないまま砲撃は乱暴じゃないかい。ああ、ストーリー上の都合ですか。畜生！そんなもんのために亜季を亜夜美と生き別れにしやがって！ムキー！

　で、話がずれましたが、乳首責めに関しては、まったくもってワーム男さまの仰るとおりでございます。私もやろうと思ってはいたんですが、なんかこう、うまく乳首に絡められなくて…　女体を描くと、そこに触手を絡めるのが惜しくなってしまうというこの癖をなくさないといかんですね。
　で、コスプレですが…　ん～、ミもフタもないことをいうと、私、ナース服って全然下半身が反応しないんですよ。個人的に今までの人生で出会った看護婦さんにあまりいい思い出がないというのもありますが、そういう現実から切り離してエロにつなげようとしても、なんかコスプレ風俗みたいな臭いが強く感じられてしまって。

　あとは、亜季の場合、私服で看護してる姿が好きなんですよね。
　私服で看護といえば、昔、『無人島物語３』という変なゲームがあったのを思い出しました。『ルージュの伝説』と同じく９６年に出たゲームなんですがね。タイトル（無人島）とゲームの舞台（大地震で廃墟と化した東京）がズレてるとか、地震直後「他に生きてるやつはいないのか！？」とか深刻に悩んでたはずが、いざ生存者と出会ったらあたりまえのようにRPGまがいの戦闘が始まったりと妙なところの多いゲームではありました。
　まぁそれはいいんですが、そのゲーム中で仲間になるキャラに、雪華という女の子がいましてですね。ぼーっと系の箱入りお嬢様キャラで、戦闘とか力仕事とか全然役に立たないんですが、この子を救護班にまわす設定をすると、負傷者看護イベントってのが見られるわけです。私服で甲斐甲斐しく負傷者を看護して、包帯巻いてるＣＧが表示され、なんやかんやとテキストでその状況が語られるわけなんですが、その最後にこの雪華が誰かに呼ばれて「はーい、今いきまーす」と台詞を発するわけですよ。で、プレーしてた私は「おいおい亜季の台詞じゃん！」とか当時思ったということなんですが…　ええ、それだけですよ。
　当時は真面目に、このライターさんは獣の列島を読んでたんじゃないのか！？とか思ったりもしてましたが、よく考えたらそんなに特殊な状況でも台詞でもないですね。ちなみに無人島物語シリーズがエロゲー化する前の作品なので、この子は犯されたりはしませんよ。確か。

　続きましては、蝿兎さんからのお便りです。

>どうも、またまたお久しぶりにお便り遅らせていただきます、蝿兎です。　宮坂亜季のラフ絵拝見いたしました。やっぱり良いですねぇ、彼女は……。
>と言っても、私、「獣の列島」いまだに読んでないんですよね。こちらのサイトに出会いましてから探しているんですけどね。なかなか見つからない。ネットを使えば簡単に手に入れられるかも知れないけど、本は自分の足で見つけたい達でしてね。
>休みの日なんかに思い出したように、まだ見ぬ亜季の痴態を妄想しながら、探索の日々を続けております。そして、日々、雨月さんの絵にもお世話になっております。
>では、またの絵の更新を、鎌首もたげて楽しみにお待ちしてます。
>P.S.　エロくもなく、面白味に掛けるネタですみませんです(苦笑）　
　
　蝿兎さん、ありがとうございます。

　自分の足で本を見つけたいというのはよくわかりますよ。私の場合も、エロ系はもっぱらネットで探索しますが、しかしそれ以外の本は古書店廻りして探してますね。まぁ前者は、探してる姿を知人に見られるのを危惧してのことなんですが…（笑）
　獣列（１巻）は、今となってはなかなか店頭だと見つかりにくいかもしれないですが、手に入れられるようお祈りいたします。それもなるべく安い値段で。あ、ルージュのほうも探してらっしゃるんでしたっけ。こちらもはやく手にはいるといいですね。…でも亜季もソフィ姫も、思った以上に出番が少なくてびっくりするかも（＾＾；

　前にも書いた気がしますけど、うちのサイト経由で興味を持って頂けるというのは嬉しいですね。作った甲斐があったというものですよ。それで実際作品に触れてみて、その方の好みにあう内容だったら最高ですね。

　こちらもなるべく更新していくようがんばります。楽しみにしてもらえるというのは絵描き（ってほどのモンじゃないですが）にとって最大の喜びでありますので。

　ああ、それとソフィ姫の投票板で、ルビーナ姫やユリア王女についても同様の板が欲しいという意見が出てましたね。…どなたが仰ったか、大体見当がつかないでもないんですが（笑）　
　ん～、あったらあったで面白いとは思うんですが、まぁなんというか、うちのサイトの二本柱はソフィと亜季ということで現状あんな感じになってます。いちおー別格ということを示す上でも、今のところは他のキャラについては考えてなかったりします。先のことはわかりませんが、ひとまず現状では投稿フォームのほうで妄想炸裂していただけると喜びます。

20050830

　うあー、夏も終わりか。
　そしてまたしばらく絵もかけそうにない状態に。いや、今までだってロクに描けてはないですが。
　
　ではでは、匿名希望さまからのお便りです。

>こんなの見つけました（URL省略１）
>あと同じとこに（URL省略２）

　匿名さま、ありがとうございます。っていうか、この書き方だと、今見てる人にはなんのことだかサッパリわかりませんね。えーとですね、この省略したURLというのは、いわゆる画像掲示板のアドレスでして、１には『獣の列島』１巻の、亜季がバックから挿入されてしまうシーンの絵が、２には私の描いた亜季の絵が、それぞれ貼られているというわけです。リンク貼るのもアレなんで、URLは書きませんでしたけど。
　まぁ…私の絵は、金とって公開してるわけでもないし、別に貼られてもどうこう言う気はないですが…　（だからといって、他の絵師さんがサイトで無料公開してる絵もバンバン貼っていい、なんてことは思ってませんよ。言わずもがなですが）。見たらうちのサイトのURL紹介もされてました。どうもすみません。見に来た人、期待はずれだったらすみません。
　一方、獣列本編の亜季の絵のほうには、「この漫画はなんだ」と情報を求める書き込みがいくつかついてて、やはり未将崎氏の絵は魅力があるんだな、と再認識しました。亜季の姿がエロくも魅力あるものとしてとらえられたのをこの目で確認できたのは嬉しいですが…　まぁ、本そのものについては、どうにかして見つけて、買ってくださいとしか言えませんですね。楽天フリマあたりで登録しとくと、わりと見つかりますよ。前にも言ったかもしれませんが。

　ではでは続いて、蝿兎さんからのお便りです。やぁ、お久しぶりですね。

>久しぶりに感想を送らせて頂きます、蝿兎です。
>「井上あい」のイラスト見させてもらいましたけど良いですねぇ～。
>セーラー服と触手、たまらない組み合わせであります。
>この後、彼女がどんな目にあうか想像しただけで……興奮して、夜も眠れませんなぁ。　　　

　ありがとうございます。セーラー服は、わりとこのキャラを構成する要素の中でも重要なものなので、喜んでいただけで光栄であります。いや、そのへんの設定の生みの親は、前にも書いたように私ではないのですが。
　そうそう。で、実は最近、嬉しいことに、その生みの親である方と久しぶりに連絡がとれまして…　なんかこう、聞くだにすごい、修行僧のようなストイックで自由のない生活を強いられておられたようで、そのため連絡がとれなかったとのことでした。何はともあれお元気そうでなによりです。でもやっぱり今のところ自由になるお時間が少ないようで、また疾風のように去って行かれました（笑）　はやく自由な時間が増えるといいのですけど。
　私の描いた絵についてですが…　あの後ですか…　どうなるんでしょうねぇ。変態教師が理科室で密かにつくりあげた触手生物に襲われた…とかいうような状況を考えながら描いたわけですが、はてさてどうなることやら。いずれにせよ、彼女にとって泣いちゃうような状況になりそうです。ヒッヒッヒ。

20050817

　ここ２日くらいサーバーが落ちていたようですね。ご迷惑おかけしました。
　ではではまず、ワーム男さんからのお便りです。いいお名前してらっしゃいます。

>お暑うございます。いつも楽しみに見させていただいてます。
>先日池袋へ遊びに出かける機会がありまして、サンシャインを望む東口に降り立ちますとパルコや地下鉄出入り口等の位置関係が目に入り、１巻巻末の女性達や陶子が犯されていた池袋要塞の事を思い出して思わず股間の疼きを覚えてしまいました（笑）。
>ところで陶子と言えば、１巻の巻頭の新宿で追矢氏達が話していた新宿の喫茶店のレジに立ってた女の子が髪型とかどうも陶子の様に見えるのですが、ただの他人の空似ってやついでしょうかね？もしあれが陶子だとしたら、ワーム初出現時にたまたま移植人間達がすぐ近くにいたおかげで運良くその時点での難を逃れる事ができたのかもなーなんて思いましたので。ってエロくもなんともないネタですね。すみません（苦笑）。
>これだけじゃあ何ですしエロいネタでも書かせて貰いますが（笑）、２巻で自衛隊のキャンプに収容された亜季が女性医官から妊娠検査を受けていましたけど、亜季はワームに挿入はされたものの射精までに至ってはいなかったわけですが、医官の「大丈夫、妊娠の心配はありません」とのセリフからも想像できる様に、ある程度ワームの精子は先走り汁から亜季の胎内に泳ぎ出していたと言うことですよね？実際ワームのチ○ポの先端から滴り落ちる先走り汁の描写を見てもいかにも多量ですし(笑)。そうなりますと、亜夜美の様にギリギリ挿入寸前で助けられてもチ○ポの先端を押し当てられるとこまで行っていれば、先走り汁中の精子が膣内に泳ぎ出してそれで妊娠、なんて可能性もありそうですね。亜矢美は処女のままワームの子を処女懐胎していたかも知れないなんて考えると興奮します！

　ワーム男さん、ありがとうございます。そうですか、池袋で…　私同様、救いがたい領域に踏み込んでいらっしゃるようで、嬉しく思います（笑）　新宿のルミネのへんも結香を思い出して結構クるかもしれませんよ。肝心の東久留米は夜の廃墟の描写しかなくてわかりにくいのが残念ですね。宮坂病院にモデルってあるのかなぁ…　まぁ、あったからといって、「院長の娘にあわせろ」とか叫びつつ病院に突入するようなマネはしませんが。
　しかし、陶子の話には驚きました。全然思い当たらなかったので早速１巻ひらいてみました。１１ページですね。…むっ！　こ、これはっ！？　ちっ、小せぇぇえぇ！！（笑）いや、しかし顔はわからないまでも、髪型は確かにカチューシャつけてそうな雰囲気ではありますよね。しかも追矢先生が一人だけレジで名残惜しそうにしているのが気になります。グループ内では一番えらい人なんだから、猛か剛にお金を渡して勘定させればよさそうな気がするんですが…　きっと目をつけていたんでしょう。喰えないオヤジですね。
　ワームの先走り汁で妊娠の恐れってのは実際ありそうですね。結香や亜夜美に挿入しようとしてるときの肉棒からは、確かにかなり溢れ出てますからねぇ。…亜夜美はちゃんと妊娠検査受けたのかな？　どうせ３巻で本当に犯されるから…というのはナシよ。顔が全然違うから、同姓同名の別人かも知れませんぞアレは。
　亜季を犯したワームも、挿入前に肉棒がアップになるコマが欲しかったなぁ…　同じような状態だというのはわかりますけど、やっぱり「こんな禍々しくゴツゴツして、先走り汁を溢れさせたチ○ポが、あの亜季に…！」という気分を、絵を見ながら味わいたかったですよ。

　ではつづいて、匿名希望さまからのお便りです。

>以前、「ひとりごと」で、「キャロンにはまったく下半身が反応しない」と書かれてましたが、こう言うシチュエーションは駄目でしょうか？（「受け」の側は信じていた相手に犯されて、半ば精神崩壊。「攻め」の側も、正気に戻って、自分のやった事を知り、同様に精神崩壊。一度で複数の女の子を調教できる、お得なやり方って事で）
> (1)アソコに触手を植え付けられて、半ば正気を失ったユリア王女(orソフィ姫)がキャロン(orルージュ)を犯す。
> (2)逆に、アソコに触手を植え付けられて、半ば正気を失ったキャロンにユリア王女が犯される。
> (3)ソフィ姫が、アソコに触手を植え付けられて以下同文のルージュ・パフェ・セムの３人に、アソコ、お尻、お口の３個所を同時に犯される。
>

　匿名希望さん、いろいろご提案いただきありがとうございます。なんだか偉そうに私の嗜好で「これはＯＫ、あれはダメ」とか述べていく場になっちゃってるようで恐縮ですが。
　１はですね…なんかこう、トワイライトシアターというエロゲーでも似たようなシチュがあったですね。それに限らず、ファンタジー系ＳＳなんか見てると、どうも王女と女剣士というとりあわせだと、王女側が責めにまわることが多いようなんですが…　あくまで私にとっては、王女とか姫とかは虐められてナンボなんで、ちょっと責め役にまわるってのは描けないですね。
　で、２、３はその逆パターン、ということになりますが…　そういうシチュということだと、昔、「ぱにっくプリンセス」という漫画があったのを思い出しました。王女三姉妹と母親（王妃）が、入れ替わり立ち替わり触手に寄生されたり犯し合ったりという漫画でしたが、うーん、あんまり私、ああいうのに下半身反応しないんですよね。なんかもう提案に対して後ろ向きな発言ばっかりですが、やっぱり、その、醜悪なバケモノ系に女の子が犯されないとダメなんですよ。触手はあくまでその醜悪さの彩りなわけで、触手があればオッケーってわけにもいかんのですよね。触手ついててもルージュはルージュで、セムはセムだしで、醜悪なバケモノどころかカワイイ子たちだし。パフェに至っては…普段からディルドーで大暴れですから、触手ついても普段とあんま変わらん感じですよね（笑）
　あと、これは根本的な問題ですが、女のキャラを同じ絵の中に二人以上描くのはかなり難しいという面もあって、尻込みしちゃうってのもあります。バランスちゃんと計算しないといけないし…　体形で個性を出そうとかいう欲も出て、余計手間がかかっちゃったりして。もっとも、モチベーションが高まれば、そんなのはたいした問題じゃなくなるんですけどもね。

20050809

　暑さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。ウナギでも食べて精力つけてくださいね。

　さてさて、それではいただいたお便りを紹介致しますよ。匿名希望さまからです。

>以前にもここに来させていただきました、触手大好き人間です。獣の列島のイラスト見て思わず中古本屋さんを駆けめぐり単行本全４巻購入してしまいました。これからも素敵な触手イラスト期待す

　匿名希望様ありがとうございます。最後が文語体みたいでかっこいいッスね。なんか提督の決断を思い出しました。たぶん送信時の事故だとおもいますが（笑）
　さて、前回のDさんに同様、うちのサイトをみて獣列をご購入なさったとのこと。いやはや、こういう話はいつ聞いてもうれしいものです。歪んだ形ながらも、魅力ある漫画として紹介できたということですからね、一応。４巻まで読まれたということだと、物語の完結を見届けたということになりましょうが、いかがでしたか。
　それにしても、４巻全部を入手なさるのはなかなか大変だったでしょう。なにしろ古本屋さんの値段設定もまちまちで、ただの古い漫画と思って１００均に並べてるところもあれば、ネットで知識でも仕入れたのか、法外な値段をつけてるとこもときどきありますね。まぁ、探せば安く売ってるところもあります。さらに親切なお店は、１巻を売るときはちゃんと版数まで記していてくれていたりします（笑）

　実はけっこう獣列は、本によって印刷の綺麗さが違っていたりするんですよ。やっぱり初版が一番綺麗かな？　私の手元ではそうです。どのへんで判断できるかというと、亜季のパンストの下のパンツの透け具合で善し悪しは判別できます。p73下のパンツを裂かれる場面がわかりやすいです。パンツのサイド部分がどのくらい、黒で潰れずパンスト越しに見えるか、ということです。ここまで亜季の登場コマを舐めるように見ている読者もいるんですよ、未将崎先生！　あなたの生んだ亜季は、それほどまでに魅力的で、私を狂わせるのです。知られたらきっと気味悪がられるでしょうけど。

　つづいては常連の外伝さまからのお便りです。

>こんばんわ。お久しぶりです。オリジナルの井上あい、とてもエロくて隅々まで堪能させてもらいました。送られた小説も読んでみたいですが、やはり触手なんでしょうか？ぜひとも、文章も一緒に読みたいです。では失礼します。

　ははは、元ネタがあるので完全オリジナルとはいいきれないので、そのへんあんまりえばれないのですが、楽しんで頂けたようでなによりです。

　小説はですね。ないんですよ（笑）　いやその、その作者の方の触手系小説自体は、前回も話題にしたように、何作か読ませていただいてたんですけどね。ただ今回絵に描いた娘は、小説中のキャラとして描かれるところまではいってませんで、案としておおまかな設定を聞かせていただいたことがあるというところで終わってまして。

　それに仮に小説があって、それを読ませてもらっていたとしても、作者ご本人とのつながりが前回申し上げたような状況ですので、アップするというのは無理だったでしょうねぇ。今にして思えば、連絡がとれているうちに、サイトに掲載する話でも持ちかけてみればよかったかなとも思いますが。

　筆力のある方でしたので、今はどこかで自分のサイトでも持ってらっしゃるのか…　あるいは、もう触手だの、陵辱だのから足をあらって、カタギになられたのかもしれませんね（笑）

20050805

　めずらしく版権ものでない絵などあげてみました。でも、これも実はまったくのオリジナルというわけではないんですね。
　かつて、このサイトがきっかけでメールをやりとりするようになった人の中に、自作の小説をよく送ってくだる方がいらしゃいましてね。その人が作ったキャラを、私なりのイメージで描いてみた…というものです。
　ただ、描いては見たものの、メアド変ったらしくてその人と連絡がとれなくなり、絵を眠らせるのも絵描きとしてはためらわれたので、ここでアップしてみたというわけです。はい。
　なので、今後はオリジナルキャラにも力を入れていきますよ～…　というようなつもりはまったくありません。そういう面での「絵描きとしての意地」は私には全然ないので。

　では、例によっていただいたお便りをご紹介致します。獣の列島ネタで、Dさんから頂きました。ありがとうございます。

>このサイトで獣の列島のことを知り、とても興味をもったので本日１巻を購入しました。>私が手に入れたのは７版の分だったのですが、それではもう消しが入っておりましたので報告させていただきます。

　Dさんどうもありがとうございます。そうですか、７版では消しが。ということは、６版か７版かというところが、消しの有無にかかわっているということになりそうですね。さっそく亜季のコーナーの部分を書き直しておきました。
　うちのサイトの印象で獣の列島を読まれたようですが、どうだったでしょうか。グロ描写のところとか、うちではあんまり言及してないのですが、大丈夫だったでしょうか。

　さて、獣列のグロ描写といえば、１巻の宮坂病院にワームが侵入したところで、父親の死体にすがって泣いてる小さい女の子が、ワームに首をとばされる場面がありますよね。獣列好きの人々にもけっこうキッツイ場面として敬遠されているとこですが…　ああいうところを見ると、ワームは人間の男女を区別できるだけでなく、母体として使えるかどうかも判断ができるということのようですね。若い娘だけがほぼターゲットとして認識されているということのようですが、一体どのへんで獲物の性別や年齢を判断してるんでしょうね？　後ろで操っている顔つきワームが判断してるのか、それともワームの個体それぞれにそういう判断力があるのか…　
　いや、そういうことを考えるとですね。床を突き破って亜季をとらえたワームが、あの亜季のどのあたりを見て、「孕ませるべき獲物」の匂いを感じ取ったのか、興味がわいてくるんですよ。おとなしめの服を着て、怪我人の手当を甲斐甲斐しくしていた可憐な少女であろうと、そんなことおかまいなしに「ヤれるメス」という判断を下されてしまう。清楚だ、可憐だと私が魅力を感じている亜季という少女の何が、ワームに生殖を連想させてしまったのか…　とか考えていくと、笑顔で手当てをし、看護婦に返事をする亜季を見ても「淫らなことなんか何も知らないような顔しやがって。オマエの雌の匂いをかぎとることなんか、ワームにとっては造作もないんだよ」といたぶってやりたくなります。こんなことばっか考えてます。
　そういう面では、ルージュのデビルワームも同様のことを考えさせられます。色力鬼なんかは、明らかに人間の男と同じような判断力を持ってそうですが…

20050727
　
　　野暮用で田舎に帰ったりなんかしている間に、東京では地震があったりなんかしたようで、帰ってみたら部屋がグシャグシャ散らかってました。でもよく考えたら、もともとグシャグシャだったような気がするので、地震がどうとか関係なかったみたいです。
　そんなわけで、お便りいただきつつも、ここの更新に反映できませんでした。ごめんなさい。というわけで、匿名希望さんからのお便りです。

>はぁ・・キャロンは駄目ですか、・・・そうですか・・・私もです。自分で事態を打開する能力があったり、ツワモノだったりはキませんね。しかもキャロンは王女といっても育ちは村娘名をとるか実をとるか・・実に決まってます。ラルⅢでは王女ですらありません。
　・・ッてしつこく追い討ちかけても仕方ないですね。すいません。やはり、ソフィ姫とかルビーナ姫とか毅然とした態度でありながら無力で悲劇的なヒロインじゃないと。加えてエッチな身体つきとか感じやすいと最高。そういう姫君が下品に責められるのがいいんですよ敵の首領の責めの合間に牢番に弄ばれるとか。
「ちょっとさわるくらいいいじゃねえかよ、やっちまわなきゃばれねえよ」とかささやきあいながら気を失っている王女に近づく牢番二人（下級魔物：浅草キッド風）。その声にゆっくりと目を覚ます姫君・・「んんんっ」一人が口をふさぎながらあいた手で片方の乳を激しくもみまくります。
「おお・・これが王家の女か。柔らけえ、さすがに育ちが違うぜ。・・ん？もう乳首立ててやがる」追い討ちをかけるように下半身を覗き込むもう一人がささやきます。
「下の口はずいぶん下品に涎を出してるぜ。まぁあれだけ遊ばれりゃしようがねえかヒヒヒ・・」自分の嘲る下品な声に顔を赤らめながら抗う姫君。悔しさと恥ずかしさで涙が滲みます。そんなことはお構いなく、さらに割れ目を押し開いて覗き込みます。
「ヒヒヒ・・お豆を勃起させてやがる。待ってな、いかせてやるぜぇ」指が差し込まれクリトリスを弄びます。
「んむううぅっ」「なんていやらしい顔しやがる」クリ責めと乳もみはますます激しく・・「ん・・んんんんんっ・・」一瞬身を固くしてのぼりつめる姫。「いきやがったヒヒヒ・・」
・・ってこんな感じが好きですね。あ、長いですよね。

　匿名希望様、ありがとうございました。前回のひとりごとをうけてのお便りですね。ため息から始まったように読めたんで「うわ、怒られるのかな」と思ったら、そうでもなかったようでホッと一息です。
　ラルⅢでは、確かにキャロンは王女という設定は消えてましたね。個人的にはそれでよかったと思います。キャロンはキャロンで、長年のファンがつくことからもわかるように魅力的なキャラだと思いますが、その魅力を構成する上で、王女という要素はそれほど重要ではないような気がするんですよねぇ。伝説の剣士だけで十分キャラを立たせてると思うんです。はい。
　キャロンはまぁそんな感じで、キャラを立たせた上で、真の王女という要素がラストで加わるだけだからいいんですがね。昨今のエロゲでは、ハナっから王女という設定で登場するキャラなのにもかかわらず、およそそれとは思えないようなキャラ造形がされてるようなのが少なからずあって困ります。「ステレオタイプなお姫様キャラではつまらないので、Ｈなことに興味津々で、活動的であっけらかんとした姫様にしました。」とかな。そんな設定で個性出したと思ってるおめぇの頭の中こそつまんねぇよボケが。なんのための王女という設定だよ。ステレオタイプの姫様がまともに描けないから逃げてるだけじゃないの！？　…と文句の一つ二つ三つも言いたくなりますよ。
　まぁそういうキャラももちろんあってもいいんですが、姫様だの王女様だのいう設定をを前面に出しているような作品でそんなだと困るわけですよ。カンバンに偽りありですよ。こんなことが許されるようじゃ、１８禁ゲームだといって売っているくせに、全然エロくないゲームとかまで出てきちゃうんじゃないでしょうか。あ、それはもうあるか。
　というわけで、匿名希望様の今回書いてくださったシチュなども、お姫様らしいお姫様であるからこそ興奮するシチュだと思うのですよ。うん。

20050718　

　今月はいろいろと忙しくて、絵の更新はどうも望めない感じです。来て頂いている方々には申し訳ないことです。
　では、お便りのご紹介をば。匿名希望さんからのお便りです。

>はじめまして。いろいろ流れ着いてここにやってきました。私「ＳＦ超次元伝説」の10年以上にわたるファンでしてものすごく小説に感動しました。ぜひ今度は本当の王女であるキャロンで創作してください。

　どうもありがとうございます。でもアレ、ラルのＳＳとしてはいろいろ無茶ですよね。グローデなんて、フレアの時のキャラを全然生かしてないですしね。他人事みたいに言ってますけど、私が書いたんですよね。ダメですねもう。
　で、キャロンでの創作をお望みということですが…　う～ん、すみません、グダグダ言ってもしかたないので、単刀直入に言うと…　私、キャロンにはまったく下半身が反応しないんですよ。なんというか、剣士とか戦士系の女の子にあんまりエロを感じないんですよねぇ…なんでだろう。これはキャロンに限ったことではなく、ルージュの伝説でも主役のルージュ自身にはエロをあまり感じないし、フレアでもネリスにはまったく下半身が反応しない。獣列だと亜夜美…は抜けるか。まぁちょっとタイプ違うしね。まあいいか。
　あと、キャロンの場合はそれに加えて、なんというか、「ああっ…いやぁ」よりも「いや～んエッチ」発言が似合いそうな快活タイプなので、私には魅力を表現しきれないと思います。
　それに、キャロンで創作をなさってる方は、web上で私が知っているだけでも片手の指の数くらいにはいらっしゃいますし…　私の中では、キャロンって、かなりなメジャーキャラという認識なんですよ。エロアニメである以上、表舞台に出ることはあまりないですけど、くりレモというシリーズ自体はよくも悪くも有名ですしね。ですので、私が出る幕でもないかなということで… 　申し訳ないですが、キャロンでの創作の予定はないです。ホントすみません。
　

20050706

　　前回、ＤＯの妖獣倶楽部は89年だと書きましたが、あれからちょっと調べたらエクスタリアンと同じ 90年だったとわかりました。ダメだなあ俺は。
　さて、こんなうちのようないいかげんでマイナーなサイトでも、ありがたいことにＣＧ系のリンクサイトさんやサーチエンジンサイトさんからお誘いをいただくことがあります。とてもＣＧなどと言えないようなものしか置いてないというのに、恐縮至極なことではあります。
　ただ、時々どうにもうちのサイトでは登録できないようなサイトさんからお誘いがあることがあるんですね。だって、巨乳系とロリ系とボーイズラブ系というおおまかな区分しかない場合、うちのサイトなんてどこで登録すりゃいいの！？
　
　ではでは、お便り紹介ですよ。匿名希望さまからのお便りです。

>亜季にもっともそそられるシーン、こちらでは亜夜美に手を引かれて走る一連のシーンの流れの中に組み込まれてしまっていますが、やはりP.94最後のコマ、泣きながら手を引かれて走り出す最初のシーンの内股走りの亜季につきます。

>処女を失った直後の女の子が上手く歩けずに、ひょこひょこって擬音で内股で歩く姿は結構マンガでも見かけると思いますが、まさに亜季もそんな状態になってしまった、しかも相手は人外の怪物で～と言う悲惨さがその一コマで見事に表現されていると思うのですがいかがでしょうか？普通に人間相手だって「上手く歩けない」になるのに（笑）、あんな剛棒で愛撫もなしに貫かれて突きまくられてしまって・・・腰が抜けて歩けなくなってしまってもおかしくないような状態で走って逃げなければならない。苦痛はものすごかったのではないかと思いますね。

>そしてもし中出しまでされていたとしたら、そんな苦痛をこらえつつ内股で必死に逃げる亜季は下半身からごぽごぽっとワームの精液をしたたり落としながら走っていくわけですな・・・・・・精液が内股を伝ってくるぶしまで垂れ落ち、あるいはとうとう足元まで落ちた精液に足を滑らせて転倒して再度捕らえられてしまったりして・・・・・・（＾＾；

　うおー、私もまだまだ甘かったようだ！　そうか、いやぁ、お見事です。たしかにそうですよね。ワームに犯された娘は劇中数あれど、そのすぐ後に全力で逃走せざるを得ない状況に追い込まれてしまったのは…彼女だけですね。結香も亜夜美も鈴も陶子も、そのまま気絶しちゃってましたし。目の付け所がいいなあ。
　亜季ももちろん気を失ってはいましたけど…　目を覚ました後も、しばらく亜夜美の胸の中で泣いていたかったでしょうにね。乳の亡骸の前で悲しみにひたることも許されず、「内股走り」で走らされる亜季。亜夜美ももちろん亜季を気遣ってはいるんでしょうけど、その亜季の安全のためにもゆっくり移動しているわけにはいかないわけで、自然、亜季を「早く！」とせかし、引っ張るような形で走ることになってしまいますね。亜季もそれはわかっていても、心身共にワームに蹂躙されてしまった後では思うように身体も動かないでしょう。ただでさえ、亜夜美にくらべて非力そうですし…　守られる立場にあるのが似合うタイプの子である亜季が、こんな状況に追い込まれてしまうなんて…　かわいそうすぎて、股間にビンビンきます（笑）。か弱い子にことさら酷薄な運命が襲いかかる、というところが、亜季の一連の登場シーンの魅力であります。

　そういえば亜夜美がワームに捕まったとき、亜季は「お姉ちゃん！」と叫ぶときも、別のワームに襲われるときも、ずっと床にへたりこんだままだったわけですが、これも今回匿名氏の言われたこととかかわっているのかな。単に強大なワームに対しての恐怖心からだけではなかったのですね。激しく犯された後、全力疾走を強いられ、その上さらに別のワームに拘束され、再びバックで犯されそうになってしまう亜季…　そう考えると、p105の「いやあっ！」のシーンも、今まで以上に興奮して読めそうです。

　匿名氏が最後に言われたシチュエーションも、亜季の愛らしくもブザマで哀れな姿が目に浮かぶようで…そそりますな！　中だしされていればワームの精液で転倒、ということも十分あり得るでしょう。そうでなくとも、p75の描写では、汗みずくになりながら、マ○コから粘液をしたたらせた状態でハメまくられていた亜季…　ワームの肉棒は、先走り汁やまとった粘液だけでもそうとうなモノらしいので、それで足を滑らせるということもあったりして…　「きゃあ！」と転倒して、亜夜美に「亜季！？」と言われ、そこに容赦ないワームの触手が迫る…！　いいですねぇ。
　
　というわけで、例の投票板は、亜季の内股走りシーンを項目として分離しておきました。投票板、みなさん、引いてますか？（＾＾；　まぁそれも宜なるかなとは思いますが、どうぞお気軽に亜季板でもソフィ姫板でも、気が向いたら何か入力してやってください。

20050702

　ソフィ姫と亜季の思い入れ語りコーナーに、フォーム投稿を置いたことはここでも何回か触れましたね。で、投稿をいただけるようになって少し調子にのってですね。劇中で明らかになっていない彼女たちのスリーサイズなど、妄想して投稿してもらう欄を一週間前にフォームに加えたんですが…　それ置いたとたん、それまで少しずついただけていた投稿が、パッタリなくなりました（笑）　

　「うーん、ちょっと引かれたのかなあ」と思って、削除するかどうか昨日悩んでいたら、ソフィ姫のほうで一通とどきまして、「ついに来たよ！」と思ったら「バスト=90　ウェスト=75　ヒップ=83」とかいうちょっとレスに困る数値だったりなんかして。まぁ、投稿内容がその数値だけで、抜いたシーン等の項目にチェックがまったくないというものでしたので、だいたい意図はわかるんですがね。

　そんな感じであんまり望んだような効果がなさそうなので、妄想スリーサイズ投稿はやめました（笑）　投稿されるごとに自動的に平均値を計算するスクリプトがあったら面白いな、とか考えてわざわざ探したりしてたんですが、取り越し苦労ではありました。

　で、それはそれとして。オカズにしたシーンの投票のほうも、私だけが見てるんじゃやっぱりつまらないよな、と思ったので、グラフ形式で表示するタイプのものに切り替え、亜季とソフィ姫、それぞれ設置しました。連続投稿だろうが複数投稿だろうが全然かまいませんので、どうか熱きリビドーをぶつけていただきたいところです。いやマジで。

　ではいつものようにお便り紹介いきます。しかしお便りの紹介してる以上、ここって全然「ひとりごと」じゃないですよね。まぁいいか。

　えー、ではまずはruruさんから頂いたお便りです。メアド書いてくださってたんですが、前回のひとりごとの内容と関連しているので、ここで紹介させていただきます。

>ひとりごとの墓場において、女性自衛官をオトリにして核攻撃という場面は単行本4巻(初版)のｐ１７からｐ６０までのD作戦を指し、作戦決行の結果、100人足らずの WAC(女性自衛官)部隊ごと核攻撃によりワーム軍を殲滅した。
>そのWAC部隊に所属する隊員に、美冴という女性がいるが、この子がワームに犯される場面があり、核ミサイルの飛来音がするとワーム(美冴に射精した後か？)に開放されるが、核爆発に呑まれてしまう。核攻撃した桂木部隊長の婚約者が美冴だったことも付け加えておきます。(哀れ)
>ちなみに株式会社ディーオー（D.O.）から1993年発売の妖獣戦記も獣列に触発されて制作されたのかな。これも秀作ですね。獣の列島も最新CG動画によるパソコンゲームを原作を損なわずに、制作してくれないかな、それも雨月さまお気に入りの宮坂亜季ちゃんの出番をもっと多くし、なおかつ肌の露出もHシーンも多くUPしたＰＣげーむを希望します。
>発売されたら即ゲットしますぞ！ nukitaiyou　

　ruruさんありがとうございます。前回の触手フリークさんのお便りをふまえての情報ですね。ふむ、D作戦ですか。もう４巻ともなるとわたしの記憶もいい加減で、こうしてご教示いただけると助かります。いや、押し入れの奥から出して確認すればいいだけなんですけど、間違えて亜夜美が死ぬシーンのページとか開いちゃったら鬱なんで、やめときます。いやまぁ、これもキャラ自体が変っちゃってるから別にいいといえばいいんですけども。部隊長さんの下の名前はXライダーの敬介さんでしたっけ。それは違うキャラでしたっけ。

　今更いうことでもないですが、私にとっての『獣の列島』は、やっぱり未将崎＋零野（水無月）作品なんですよね。零野氏の手による（たぶん）仰々しい煽り文句も、未将崎氏の絵と組み合わせてこそ、エロマンガの彩りとして機能するわけで…　ワームに亜季が最初に捕まる場面なんかそうですね。未将崎氏の描く亜季みたいな健気でか弱い娘が、醜悪な化け物に捕らえられた場面に「驕れる人類に神が下した鉄槌」なんて文句が被さるから、亜季への嗜虐心が高まるわけで（いや、俺だけかもしらんけど）。

　それが追矢先生あたりが出張ってくるようになると、急速にネタ臭さが増し、３巻の「生きた！　愛した！　戦った！」（だったよな？）あたりになると、大映ドラマ通り越して吉田戦車の世界までいっちゃってるような気がしちゃうんだよなあ。すみませんね、わたしきっとマンガ読みの才能ないんですよ。はい。
　それはともかく、DOの妖獣戦記ですか。これも触手モノとしては評価が高いですね。世界観としては、獣列とたしかに似ているかな？　ついでに言うと「見所はハードなストーリーのほうで、触手エロはむしろ余計」とかいう感想をしたり顔で言う層が存在するところも、獣列と似ているかもしれない（笑）　私はあくまでエロ中心ですからよくわかりませんが。

　90年代初頭は、エロ業界でも荒廃した世界での触手モノが少なからず見られましたから、エロ業界内で互いに影響を与え合って、ということはあったかもしれませんね。もっとも DOは89年の妖獣倶楽部から、90年のエクスタリアンなんかもあって、わりと早くから触手モノをてがけてますから、自社内での流れというものもあったんでしょうけど。

　獣列をＰＣゲームにするとなると、どういうゲームにしたらいいでしょうね。ワームを倒す浩二が主人公のRPGとかいうことになると、破滅的にハズしたものになりそうですね。といって、T-03側でワームを操作して、というのもなんかねぇ。プレイヤーの制御下にモンスターを置くと、その禍々しさが矮小化されちゃうような気がするんですよ。

　いっそ鑑賞ゲームみたいにしちゃうほうが私好みかもしれません。えーと、大昔、リトルコンピューターピープルというＰＣゲームがあったんですがね。部屋の中で暮らしてるおっさんの様子をただ眺めてるだけ、ってのがその内容だったんです。で、その規模をもっとこう、大きくして、荒廃した東京全土を舞台にして、人間やワームのいるところをクリックすると、ズームされて、その様子が眺められると。たとえば東久留米をクリックすると、地中を移動して宮坂病院に向かうワームの群れが見える、と。一方で病院の一階には、そんな危機が迫っているとも知らず、笑顔で手当してる亜季や看護婦の姿が見える、と。「犯されるとも知らないで…」と股間を固くしつつ様子を眺め、ワーム群が床下に到達したころにはもう爆発寸前…　スマン、あんまり当たりそうにないわ、このゲーム。ふつうにアドベンチャー系でいいですかね。

　原作の絵を再現したアニメがあるなら絶対に買いますけど、小生意気な若年エロゲーレビュアーあたりに「絵柄が古い」とか言われそうですね。つーか古いとか新しいとかそんな貧困な語彙でしか絵柄を語れない奴がレビューとかやってんじゃねー！と、実現してもいない獣列ゲームを妄想して勝手に腹をたてても仕方ないので、このへんにしときます。

　つづいて、ワームさんから頂いたお便りです。こちらも獣列ネタですぞ。

　> 獣の列島のリメイク版が作られるとしたら、わたしは、レミング狂走曲のかわらじま晃とか秘密の基地でｘｘｘの乱満とかのエロマンガ家がGOODかな。

　かわらじま晃氏はたしかに魅力的な女体を描かれますね。ただ、見るからにエロいですよね、あの人の絵は。触手モノとの相性はすごくよさそうなんですが…　獣列の場合は一見エロマンガっぽくない絵柄（未将崎氏はそうだと思うんだけど…　いや、他の人の印象はわかりませんが）で、エロシーンはエロエロ、というところに魅力があると思うので、かわらじま版がもし実現すれば、ちょっと毛色の違う獣列になりそうですね。

　うちのサイトでとりあげた他の作品とかかわらせて言うと、ラル３原画の荒木英樹氏と似たタイプの絵ですね。そういえばネット上で、うるし原氏と荒木氏とかわらじま氏の絵の区別がつかん、という書き込みを昔見た記憶があります（笑）　んー。

　乱満氏の『秘密の基地でｘｘｘ』は読んだことないのですが、獣姦ものとして評判が高いことはwebのウワサで耳にしております。で、サイトのほうへ行ってみましたが、やっぱり異種姦絵とかは置いてらっしゃらないので（そらそうか）、ちょっと想像ができませんでした。
　でもサイト内の、漫画の制作過程を説明されているコーナーはすごく勉強になりました。そうか、漫画もコンテを作るんですね。きっと漫画描きさんにとっては常識なことなんでしょうが、そんなことも知りませんでしたよぼくは。ということは、獣列も、いわゆる印刷用の原稿だけでなく、ひな形としてのコンテもあったということなんでしょうね、きっと！　見たい！　未将崎先生！　零野先生！　もし残ってたら売ってください！

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