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超次元伝説ラル その後
伝説の剣士・キャロンの活躍により、ラモー・ルーの脅威が去ってから1年後。侵略者の魔の手から解放された惑星ラルは、再び緑うるおう平和な星としての姿を取り戻していた。
キャロンが真の王女であることは、ラモー・ルーとの決戦の場にいた者だけの秘密とされ、表面上はこれまで通りユリアが王女として王国をおさめることとなった。それは国民の無用の混乱を避けるという意味もあったし、このラルがリバースの魔力を持つ以上、いつまたラモー・ルーのような侵略者があらわれぬとも限らぬという恐れからでもあった。
幼いときから王女として育てられたユリアにとって、その王女としての執務自体はなんの苦もなかった。また、侍女も、王国の騎士団も、もちろん国民も、慈愛に満ちた王女としてユリアを敬愛していた。周囲の人間の優しさにつつまれ、ユリアの心の中にあった「ラモー・ルーによる監禁」という傷跡も、少しずつ癒されていった。
ただ、ユリアの知らないところでは、いろいろと彼女についてよからぬ噂 ―それもユリア自身には何の責任もない― が存在していた。ラモー・ルーの軍団が、女の淫液をエネルギー源にしていたということ、そしてそのラモー・ルーの宮殿で、ユリアが長く虜囚の身にあったこと。その二つの事象は互いに結びついて民衆の想像心を刺激し、囚われの身にあったときのユリアについて様々な淫靡な噂が創作された。それがユリア本人の耳に入るほどに広まらなかったのは、ひとえにユリア自身の人徳によるものであった。噂は次々に生まれつつも、ユリアを弁護する声にかき消され次々に消えていった。だが、噂として広がりはしなかったものの、ほとんどの男たちが頭の中でユリアの痴態を想像し、眠れぬ夜を過ごしたことも事実であった。ある者は、城の窓から手を振る彼女のまぶしい笑顔を見ても、そこにからみつくラモー・ルーの触手を想像し、またある者は町で買ったユリアの肖像画に自らのいきり勃ったモノをなすりつけ、精液で汚し、満たされぬ欲求を少しでも解消しようとしていた。そんなことはユリア自身はしる由もなかった、が、幸せそうに見えるユリア自身もまたそれとは別の不安を抱えていた。ユリアが王女の替え玉であり、またリバースの剣の秘密を知るのはラルの王族である、と伝承にある以上、新たなる侵略者が現れた場合、ターゲットにされるのが彼女であることはまず間違いなかった。
ユリアはラルという星を愛していた。その愛する星のためには、真の王女キャロンを守らなければならない。だからこそ、彼女は再び危険な替え玉になることを自ら決めたのだ。だが、ときどきふとユリアは考えた。キャロンはラルにとって、いやリバースの魔力を思えば全宇宙にとってなくてはならない存在であるといっても過言ではない。しかし、自分は…宇宙どころか、王国にとっても、いくらでも代わりのいる替え玉でしかない…キャロンも、ライケも、そんなふうにしか自分を見ていないかも知れない…。その考えに至ったとき、決まって訪れてくるのが、あのラモー・ルーの宮殿での記憶であった。自分自身も知らなかったリバースの伝説のために、裸体に鞭うたれ、ラモー・ルーの無粋な指で股間をクチュクチュとまさぐられ…あのとき自分の身体がどんな音をたてたか、それを思い起こすだけでユリアは羞恥心で失神しそうになった。そんな彼女にとっての唯一の救いは、そのラモー・ルーは既にこの世にいないということだけであった。
ユリアはその日も、王女としての一日を終え、侍女にお休みをいうと寝室に入った。そして夜着に着替えるためカーテンを閉めよう、と窓に近づいたときだ。その窓から突如、黒い影がユリアの寝室へと侵入してきたのだ。
「!?」
あまりに突然のことに、ユリアは窓から飛び退きつつも、悲鳴をあげることさえ出来なかった。黒い甲冑で身を固められた巨躯が、外見からは想像も出来ぬ素早さでたちまちのうちにユリアの眼前に迫る。あっ、と思ったときには、既にユリアはその屈強な闖入者によって羽交い締めにされてしまっていた。
「王女ユリアだな」
甲冑の男がくぐもった声で問う。
「あっ…あなたは何者です…なぜ…私を」
甲冑の男は、ユリアの問いには何らの反応も見せず、代わりに甲冑から小さなパーツを一つ外し、それをユリアの股間に押しあてた。ユリアは逃れようともがいたが、屈強な男は微動だにしない。
「少し眠ってもらう。スタンガンの出力は弱めにしておいた。死にはしない」
ユリアには、自分がさらわれようとしている、ということ以外、男のいった言葉の意味がわからなかった。が、甲冑の男はユリアの理解など待たず、機械のスイッチを入れる。
バリバリバリッ!!!!
機械から発せられた電流が、ユリアの秘部に容赦なく流し込まれていく。
「ああああああああああああ!!!」エビのように身体を反らし、けたたましく悲鳴をあげるユりア。だが、まもなく彼女の身体から力が抜け、ぐったりと甲冑の男にすがる姿勢になり、それきり動かなくなった。
「少し強すぎたか…人間の女の身体はひ弱で、加減がよくわからぬ。さて、心臓は…」
甲冑の男は無遠慮に王女の左胸に手をあてる。そして鼓動を感じ取ると、ホッと安堵のため息をついた。が、次の瞬間、荒々しく息を弾ませると、失神している王女の乳房を荒々しく揉みはじめた。気を失っているユリアにはそれに抵抗する術もない。男の掌の動きはますます激しさを増し、ユリアの左胸が弾む。
「いっそ、ここで素っ裸に剥いてしまうか…。グローデさまには、こいつが予想外に抵抗したため、とでも報告すれば…」
そう男がつぶやいたとき、寝室の扉が蹴破られた。ユリアの悲鳴を聞いた侍女の報告で、騎士団が駆けつけたのだ。
「ろっ、狼藉者め!ユリア様を離せ!」
騎士団の姿を見て、黒甲冑の男はもさして慌てるでもない。悠然とユリアを抱えたまま、ゆっくりと言葉を発する。
「いいや、離さん。愚かな人間どもめ、よく聞け。このユリアとかいう王女を、わが主グローデさまがご所望だ。だから連れていく。これからお前達の偶像がどんな目にあわされるか、せいぜい貧弱な脳を駆使して、想像するが良いわ」
そう言うと黒甲冑の男は、わざと騎士達に見えるようなかたちで、失神したままのユリアの乳房を再び揉みしだきはじめる。
「貴様!なんということを!」
激高した騎士団が、甲冑の男に斬りかかる。だが男はユリアを抱きすくめると、目にもとまらぬ速さで、寝室の窓から飛び出した。騎士団はそれを追おうとしたが、既に男の姿は闇の中に消えてしまっていた。
「…ん…ん」
けだるい感覚の中、ユリアは目を覚ました。
湿気の多い空気が、肌にまとわりつく。身体を動かそうにも、何かが両腕にからみついていて、ちっとも自由にならない。周囲を見回してみても、パチパチと音をたてて燃える松明と、それに照らされた僅かな範囲の石畳が見えるだけだ。天井も壁も漆黒の闇に隠され、どれほどの広さの部屋なのかさえわからない。
ここはどこなのか、自分がなぜこんなところにいるのか、ユリアは状況を理解しようと、必死に記憶をひもといていく。
(…………はっ…そう…私は…寝室で侵入者に襲われ…不思議な道具の力で気を失って…そして)
自分は拐かされたのだ、とユリアは理解した。そして次第に暗闇に目が慣れてきたユリアは、自分の両腕にからみついているのが、巨大な触手状の物体であることに気づいた。
「きゃ…!」
その触手は、ユリアの頭上高くから降りてきて、両腕にしっかりとからみついていた。柔らかな皮質は無理な圧迫感を全く与えず、それでいて王女の両手の自由をほぼ完全に奪うことに成功していた。生き物であるのか、人工的なものであるのかすらわからない。
(一体誰が私を………まさか…ラモー…)
ユリアにとって、最も忌まわしい名前が脳裏に浮かびかけたとき…
ぎぃぃぃぃ・・・・・・・・
扉の開けられる、重く不気味な音が響く。暗い部屋に一筋の明かりがさし込み、訪問者のシルエットを浮かび上がらせる。逆光の中に立つその影は、ユリアの畏れるラモー・ルーとは異なっていた。しかし、どう考えても、ユリアにとって好ましい訪問者とは思えない。
「だっ、誰です!」
ユリアは、自らの恐怖心を振り払おうと、精一杯に声を張り上げる。
「ほほう…囚われの身とは言え、さすがラル王国の姫君。その気丈な態度、感服致しますぞ」
影はそう言うと、ゆっくりと部屋に足を踏み入れる。同時に、扉は閉まり、再び部屋は暗闇に支配されてしまう。
「あなたは何者です!私をどうしようというのです!」
闇の中、確実に自分に近づいてくる足音に向かって、再びユリアは言葉をかける。
「こっ…答えなさい!」
ユリアの必死の叫びなどまるで意に介さぬ様子で、足音は近づいてくる。そして、松明の明かりでその姿が見えるところまでやってきたところで、ようやくその訪問者は口を開いた。
「我はグローデ…漆黒の魔王だ」
グローデと名乗ったその男の姿に、ユリアは戦慄を覚える。頭部には巨大な角を生やし、その身体はユリアをさらった男よりも二回りも大きい。甲冑のように硬質な体は、漆黒の魔王の名にふさわしく、松明の明かりをうけ、禍々しく鋭い光りを放っている。
「王女よ、ずいぶん長く眠っていたものだな。三日も目覚めないから心配したぞ」
(…三日。私がここにさらわれてきてから、そんな時間が…)
「待っている間、暇をもてあましてしまったわい。王女に無断で悪いとは思ったが、勝手にラル国に攻め込ませて貰ったぞ」
「!?」
「お前の国の兵は、まことに歯ごたえのない奴らばかりよのう。あっという間に騎士団は総崩れ、泡を吹いて四散しおった」
「そっ…そんな!」
「守る者のおらぬ城とはもろいものよのう…。落城の様子をお前に見せてやろうと思っていたのだが、なかなか目覚めてくれぬし、我もそうそう気が長いほうでもないのでな。大して面白い見せ物にもなりそうになかったので、落とさせて貰ったわ。…ん?ああ、城にいた人間どもが気になるのか。さて、我もいろいろ忙しいものでな、人間どもの一匹一匹がどうなったかまでは知らぬ。そのへんについては現場の兵の判断に任せてあるのでな。まぁ、男は殺されたであろうし、女は犯されておろうな」
まるで庭掃除についてでも語るように、グローデはラル王国壊滅の様子を王女に伝えた。
「あ、悪魔っ!」
衝撃と怒りと悲しみに身体をガクガクとふるわせ、ユリアが叫ぶ。
「だから我は魔王だと言っておろうが…どうも人間との会話は噛みあわなくて困るわい」
王女の感傷など、グローデは全く意に介していないようであった。目の前の少女が何をそんなに怒っているのかわからぬといった様子だ。そのグローデの態度が、ユリアの無念さを倍増させる。
(なんということ…国がそんなことになってしまっているのに…王女の私が…こんな男に虜囚の辱めをうけているなんて…)
優しかった侍女達の、騎士団の面々の、ライケの、キャロンの姿が脳裏に浮かぶ。
(…そうだ…キャロン様は無事に逃げ延びられたかしら…あの方が生きておられれば、まだこの星を救う道があるかも知れない…キャロン様…どうかご無事で…)
ユリアはもはや、伝説の剣士、そして真実の王女であるキャロンに一縷の望みをつなぐほかなくなっていた。
「さて…つまらぬ話はそれくらいにして」
「あっ!」
グローデの冷たい金属質の指が、ユリアの顎に触れる。一瞬恐怖に身を凍らせたユリアであったが、しかし王女としての矜持は、彼女を容易に屈服させない。キッと上目遣いにグローデを睨み付け、凛とした態度で言葉を放つ。
「私をどうするつもりです!皆と同じように殺すつもりですか!」
しかしそんなユリアの言葉にも、グローデは些かも怯むことはない。
「殺す…?我がそんな野蛮なことをするとでも思っておるのか…心外よのう。お前に少し聞きたいことがあるだけだ」
リバースの伝説のことだわ、とユリアは直感した。侵略者の目的となればそれしかない。
「素直にそれを吐いてくれれば、何の苦痛も与えぬ。それどころかわしの妾の一人に加えてやってもよいのだぞ。極上の快楽とともにな」
「ばっ…馬鹿なことを!」
「馬鹿だと?……人間の分際で、この我に対してそのような口をきくとはな。ふん、どちらが馬鹿か今すぐ思い知らせてやってもよいのだが、我は優しさに溢れた魔王ということで有名でな。今素直に秘密を言えば許してやろう。さぁ、いえ。リバースの剣とはどこにあるのだ」
「知りません!そんな剣など、聞いたこともありません!」
リバースの剣、とよばれるものが実はダミーで、真の魔力はキャロンの腕輪にある、ということは当然ユリアも知っていた。だが、ここはグローデの言葉にあわせておくのが得策だと考えた。彼らが「剣」という言葉にまどわされてくれれば、それだけ時間がかせげ、キャロンに魔の手が伸びるのを遅らせることが出来るのだ。
「知らぬか…フフフ、そんなはずあるまい。その剣の力で、ラモー・ルーを倒したのであろう?」
「!?」
グローデの口にした意外な名前に、ユリアは一瞬答える言葉を失った。
「ほう…奴の名を知っていることが意外か。ならば教えてやろう。ラモー・ルーは我の盟友でな、かつてこの銀河を二分して納めようと協定を結んだ仲よ。奴も我と同じように、征服地の女をモノにするのが趣味であったからな。互いに肉奴隷を交換し合い、仲良くやっておったわ。クックックック」
下卑た笑いを間に挟みし、グローデはさらに言葉を続ける。
「そして、我が西の銀河にリヨンというこよなく美しい惑星を見つけ、征服に向かったとき、奴は東の銀河でこの惑星ラルに目をつけておってな。互いにどちらがターゲットを落とすか、競争することになったのよ。丁度、どちらの星にも落としがいのある美しい王女がいるという噂を聞いていたときで…つまり、一方はお前のことだが…互いにモノにした後は、その王女どもを肉奴隷として交換して味わうことにしていたわけだ」
自分の知らないところで、この身が既に奴隷交換の対象と見られていたという事実に、ユリアは背筋を寒くした。
「そして我はリヨンに攻め込んだ。そこの王女フレアは不思議な力を持っていたため、多少苦戦したが、まぁ百戦錬磨の我らの敵ではなかったわ。我らは意気揚々と凱旋し、ラモー・ルーとの待ち合わせの星域へと向かった。道中、フレアの身体を味わいながらな…存分にだ…わかるか?ユリアよ…」
そう言いながら、グローデは卑猥な視線を目の前に拘束された王女に向ける。たまらずユリアは目をそらした。そのようす見たグローデは、あざけるような笑い声をあげると、さらに話を続ける。
「ところが、いつまでたってもラモーの奴があらわれぬ。しびれを切らした我が調査隊を送ると、意外な報告がもたらされたのだ。ラモー・ルーが敗北した、とな。ろくな文明もない惑星ラルの軍に奴が負けるなど、我には信じられなかった。そして、その秘密を探るため、すぐにこの星に密偵を送り、徹底的に調べたのだ」
(なんということ…あのすぐ後から、このグローデの侵略が始まっていたなんて…)
ユリアのしらない真相が次々に明らかになっていく。
「そして、瀕死の状態で生き延びていたラモー軍の敗残兵に聞いたのだ。ラルの王女が振るう剣によって、ラモー・ルーは倒されたとな」
その発言内容からして、グローデはどうやらユリアがラモー・ルーを倒したと思っているようであった。予想もしない展開にとまどいつつも、ユリアはその動揺をはかられないようにする。
「お前のような細腕の小娘でさえ、あのラモーを倒したというのだ。よほどリバースの剣というのは並外れた力を持っておるのだろう。…知らぬ存ぜぬとはもう言わさぬぞ。ちゃあんと調べたのだからな。さぁ、ユリア、言え。リバースの剣とはどこにあるのだ」
凄みを効かせた声でグローデが問う。しかし、ここで秘密を話すわけにはいかない。
「知りません!たとえ知っていたとしても、あなたなどに話しはしません!」
「なんと強情な…。ユリアよ、もう一度だけ聞く。リバースの剣は、ど・こ・に・あ・る・の・だ」
グローデは、噛んで含めるように王女の耳元でささやく。だが、ユリアは…
ユリアの衣服は、グローデの眼光により全てはぎ取られてしまった。身に残っているのは、王女の証であるティアラと、首のペンダントのみだ。「い、いやっ!見ないで!見ないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
王女として過ごしてきた彼女が、男の前で裸体をさらして平静でいられるわけがない。たまらず身悶えするユリアだが、そのたびに装飾品がキラキラと輝き、素っ裸に剥かれてしまった王女の哀れな姿をより強調するだけであった。
「ほほう、これは良いながめだ。王女よ、もっともっと悶えるがよい。乳房がプルプル揺れておるわ」
グローデの卑猥な視線が、ユリアの身体を舐めまわす。
「やっ、やあっ!」
「この格好だと、ワレメもよく見えるのう。おお、王女も立派なマ○コをお持ちと見える。王族などと高貴ぶってみても、しょせんは人間の小娘よ。身体はちゃんと男のモノを受け入れるようにできておるわ。ウワッハッハッハ!」
「そんな…非道い…」
「本当のことであろうが。ではユリアよ、その股間のワレメは何だというのだ!?」
何も言えず、うつむいてしまうユリア。
「ホレ見よ、反論もできぬくせに逆らうものではないわ」
あざけりの言葉がユリアを容赦なく襲う。
「さぁユリアよ、こんなものはまだ子供の遊びも同じだ。今のうちにリバースの剣の秘密を言ったほうが身のためだぞ」
「それは…言えません」
涙声になりながらも、拒否するユリア。その姿がグローデの劣情をますます高めていく。
(たまらぬのう…たかが人間如きがこれほどまでに我を狂おしくさせるとはのう…たっぷりと、たっぷりと虐めぬいてやるぞ…ユリア!)
グローデの硬く冷たい掌が、ユリアの両乳房をワシワシと揉みしだく。「やめて!やめて!やめてえぇぇ!!!」
その悲鳴とはうらはらに、ユリアの双丘はグローデの掌の動きに合わせ、踊るように弾む。その度に、つんと勃った乳首は上下左右に揺れ、ユリア自身の意志を無視し、さらなる愛撫を求めつづけているかのようでさえある。
たまらず、グローデはユリアの尖った乳首をつまむ。
「はうっ!」
硬くしこった乳首は、グローデの無骨な指に挟みこまれ、容赦なくしごきたてられてしまう。
「はあぁぁぁぁん!や、やあっ!いや!いやあぁ!」
イヤイヤと首を横に振り、身じろぎしようとも、グローデの責めから逃れるすべはない。むしろそんなユリアの様子が、グローデの指の動きをますます激しくしているかのようだ。その黒光りする無骨な指は、まだ出るはずもない母乳を揉み出そうとするかのように、ユリアの乳を荒々しく責め立てる。柔らかな乳房は掌に吸い付かんばかりの弾みを見せ、淡いピンクの乳首はこれ以上ないほどに隆起し、黒光りする指に弄ばれている。
「クックック…もうこんなに感じておる。王女よ、お前は類い希なる淫らな身体をしておるようだな」
「ぶっ…無礼者!……あ!…はうぅ!…はぁん…や、やあぁ」
敏感な乳首をコリコリと摺り揉みながら、グローデは片手をユリアの下半身へと伸ばした。そして、まだ十分に生えそろわないくさむらに手を触れ、それをサリサリともてあそびはじめた。
「やあぁ!さっ…触らないで!」
「いけませんな…王女ともあろうものが、このようなイヤらしい毛を生やして…」
さりさりさりさり…
「やっ、だめ!だめぇ!」
さりさりさりさり…
「ククク…そうは言ってもさすがは王女のマ○毛…極上の手触りよのう」
「やめて!やめて!」
グローデはひとしきりくさむらの感覚を楽しむと、その下にあるワレメに手を伸ばす。くちゅ…グローデの太い指先に湿った感覚がまとわりつく。
「…おお?乳房を責め立てることに夢中になっておって気づかなかったが…しっかりとアソコも濡らしておるな。松明の炎でテラテラと輝いておる。まさに極上の宝石のようだわい」
「そ、そんなこと…違います!これは…」
グローデの言葉は嘘ではなかった。先刻から乳房に対し粘りつくような愛撫を繰り返され、くさむらまでも弄ばれてしまい、既にユリアの身体は熱く火照り、「女」の部分もまた、淫液でぐっしょりと濡れそぼっていた。溢れ出た淫液はもはやそこに留まることが出来ず、ポタリポタリと床に落ち、シミをつくっている。
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